礼拝と讃美歌について

古典的な讃美歌から近代的なものまで幅広く存在する

讃美歌とは

一般的に讃美歌とは、キリスト教において神とされるイエス・キリストをたたえる歌であり、キリスト教にはおもにカトリックとプロテスタントの宗派がありますが、おもにプロテスタント教会の礼拝などで歌われる歌のことを指しています。

讃美歌のことを賛美歌、または聖歌と呼ぶこともあります。ちなみにカトリック教会では讃美歌と呼ぶことはなく、賛歌と呼ぶのが一般的です。

ここではおもに讃美歌について詳しくご紹介していきたいと思いますが、本来、宗教改革で知られるルター以前の時代には讃美歌は聖歌隊が歌う歌とされていました。ルター派の賛美歌はコラールと呼ばれるものがありますが、オルガンの演奏に合わせて歌う合唱曲のようなものです。

キリスト教はヨーロッパやアメリカ、そして日本へと伝えられてきましたが、海外の国々によっては讃美歌の特徴にもさまざまな違いがあります。アメリカに伝えられたキリスト教の音楽と言えば、黒人霊歌から誕生したとされるゴスペルがあまりにも有名ですね。

 

多様化する讃美歌

ルター派のコラールと呼ばれる讃美歌は、荘厳でどこか重々しい雰囲気がありますが、アメリカの黒人霊歌から生まれたゴスペルは近代的でモダンな音楽というイメージがあります。

讃美歌は、全体的にテンポがゆっくりしていて厳かなイメージの曲調が多いのですが、これまでに作られた讃美歌の数はいったいどれくらいになるのか、想像もつかないほどたくさんあります。

イギリスやアメリカでは、近年はとくにコンテンポラリーな雰囲気の讃美歌が歌われる教会もあるようです。とくにキリスト教徒でなくても、わたしたちの身近なところで知られている讃美歌はたくさんあります。

イギリスの貿易商が作詞したと言われるアメイジング・グレイスの曲はあまりにも有名ですね。近年は、讃美歌というよりはゴスペルの定番ソングというイメージがすっかり定着しつつあるようです。映画「タイタニック」で船が沈没する寸前まで船上で演奏していた曲は、讃美歌の中でも有名な楽曲のひとつで「主よ御許に近づかん」という曲です。